「2020（第16回）北京国際汽車展覧会（Auto China 2020：北京国際モーターショー）」の開催延期が決まった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、市政府の防疫方針に従ったもの。当初は4月21〜30日の開催を予定していた。調整後の開催日はあらためて通知する。

　同モーターショーは、中国機械工業連合会、中国機械工業集団有限公司、中国国際貿易促進委員会、中国汽車工業協会が主催。中国国際貿易促進委員会汽車工業分会、中国機械国際合作股フン有限公司、中国国際展覧中心集団公司、中国汽車工程学会が共催。「智領未来（叡智の未来）」をテーマに、内外自動車関連メーカーが先進技術と製品を展示する予定だった。

　北京モーターショーは、上海モーターショーと交代で1990年から隔年開催されている世界最大級の自動車展示会。主催者発表によれば、18年開催の前回は展示エリア22万平米で、14カ国・地域の約1200社が参加した。出展企業は1800社を数え、105台の世界初公開車を含む1022台が展示されたという。世界初公開車は105台。うち、グローバルメーカーが16台をワールドプレミアした。

　新型コロナウイルスの感染拡大を受け、世界各地で大型イベントが相次ぎキャンセルされている。これ以前には、2月24日に開幕予定だった世界最大のモバイル機器見本市「モバイル・ワールド・コングレス（MWC）」の中止が決まっている。


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