深セン市で17日、深セン宝安国際空港（深セン空港）の第3滑走路建設計画を含む新規プロジェクト155件を着工した。プロジェクトの内訳は基礎インフラ案件が115件、産業案件が20件、都市再開発案件が20件。このうち投資額が50億人民元を上回るプロジェクトは5件となっている。全体の投資総額は1843億人民元（約2兆8000億円）で、うち今年度は364億人民元が投入される。証券時報が17日付で伝えた。
　深セン機場（000089/SZ）が運営する深セン空港については、国家発展改革委員会が今月2日、「深セン空港の第3滑走路拡張工事に関するフィジビリティスタディ報告」を承認。工事の着工許可を出していた。
　深セン空港では、2030年の旅客数と貨物取扱量がそれぞれ8000万人、260万トンまで拡大することを見込んでおり、同需要を満たす規模に拡張される。西滑走路西側550メートルの場所に、長さ3600メートル、幅45メートルの新滑走路、3200平米の航空管制塔、通信施設などが建設される計画。
　投資総額は123億3000万人民元を見込む。うち空港施設工事が118億5000億人民元で、深セン市政府が財政予算から出資。管制施設工事が4億8000万人民元で、中国民用航空局（民航局）が民航発展基金から拠出する予定だ。


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