ニュース 2019/09/30 18:59
電子書籍ストア閲文集団がタイ進出、同業OBUに資本参加
産業・企業
騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)の傘下で、電子書籍ストアやオンライン読書サービスを提供する閲文集団(チャイナ・リテラチュア:772/HK)は9月27日引け後、タイ同業のOBUに出資すると発表した。現地の電子書籍大手Ookbeeなど3社から、計1051万米ドル(約11億円)で株式20%を取得する。さらに、Ookbeeとタイに合弁会社を設立することでも合意。現地オンラインコンテンツ市場の成長性を見込み、タイへの進出を決めた。
OBUは傘下にオンライン小説サイトの「Tunwalai」や「Joylada」、「Fictionlog」を擁する。これらは自作小説の投稿や閲覧が可能なUGC(ユーザー生成コンテンツ)サイト。OBUに対しては、テンセントがすでに42%出資している。
閲文集団によると、タイは5700万人のネットユーザーを擁し、東南アジア諸国連合(ASEAN)の中でもネット普及率が高い国の一つだ。さらに、ネット利用のコストが低い点も同国のメリット。タイ政府がネット産業の育成を推進していることもあり、オンラインコンテンツ市場の高成長が期待できるという。
閲文集団はここ数年、海外市場の開拓に注力。今年に入り、スマートフォンの深セン伝音控股(Transsion)と共同で、アフリカの電子書籍市場を開拓する計画を発表した。また、シンガポール・テレコムと提携し、東南アジアでのオンラインコンテンツ事業、デジタル決済事業などを開拓していく方針も明らかにしている。
閲文集団は中国最大の電子書籍サービス会社。14年12月、オンラインゲーム大手・上海盛大網絡発展が展開する「盛大文学」を買収して一段と規模を拡大した。「QQ閲読」を主力プラットフォームとするほか、「QQ閲覧器」なども運営。このほか、百度や京東商城など第三者のプラットフォーム向けにもコンテンツを提供している。19年6月末時点で、作家780万人の作品1170万点を配信。月間アクティブユーザーは2億1710万人を数える。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
OBUは傘下にオンライン小説サイトの「Tunwalai」や「Joylada」、「Fictionlog」を擁する。これらは自作小説の投稿や閲覧が可能なUGC(ユーザー生成コンテンツ)サイト。OBUに対しては、テンセントがすでに42%出資している。
閲文集団によると、タイは5700万人のネットユーザーを擁し、東南アジア諸国連合(ASEAN)の中でもネット普及率が高い国の一つだ。さらに、ネット利用のコストが低い点も同国のメリット。タイ政府がネット産業の育成を推進していることもあり、オンラインコンテンツ市場の高成長が期待できるという。
閲文集団はここ数年、海外市場の開拓に注力。今年に入り、スマートフォンの深セン伝音控股(Transsion)と共同で、アフリカの電子書籍市場を開拓する計画を発表した。また、シンガポール・テレコムと提携し、東南アジアでのオンラインコンテンツ事業、デジタル決済事業などを開拓していく方針も明らかにしている。
閲文集団は中国最大の電子書籍サービス会社。14年12月、オンラインゲーム大手・上海盛大網絡発展が展開する「盛大文学」を買収して一段と規模を拡大した。「QQ閲読」を主力プラットフォームとするほか、「QQ閲覧器」なども運営。このほか、百度や京東商城など第三者のプラットフォーム向けにもコンテンツを提供している。19年6月末時点で、作家780万人の作品1170万点を配信。月間アクティブユーザーは2億1710万人を数える。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。