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  ニュース     2020/05/07 18:59

中国スマホ出荷は1〜3月20%減、華為がシェア拡大=IDC 無料記事

 米調査会社IDCは6日、2020年第1四半期(1〜3月)の中国スマートフォン出荷台数が前年同期比20.3%減の6660万台に縮小したと報告した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて生産・販売が停滞する中、大幅な落ち込みを示している(世界全体では11.7%減)。ただIDCは、事前予想に比べれば総じて底堅かったと指摘。同社は2月の時点で、最大40%の減少を見込んでいた。
 メーカー別では、華為技術(ファーウェイ)が出荷数2840万台で首位をキープ。出荷数は前年同期比で4.4%減少したものの、減少率は上位5社のうち最小となった。市場シェアは前年同期の35.5%から42.6%に拡大している。2位以下は、維沃移動通信(vivo)が前年同期比24.5%減の1200万台、広東欧珀移動通信(OPPO)が15.8%減の1180万台、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)が33.8%減の700万台、アップルが12.2%減の510万台。市場シェアはそれぞれ18.1%、17.8%、10.6%、7.6%だった。19年第4四半期(10〜12月)のランキングと比べて、小米とアップルの順位が入れ替わっている。
 このほか、中国の5Gスマホ出荷数は同期までの累計で2380万台に達した。平均単価は下落傾向にあり、1台当たり600米ドル(約6万4000円、税抜き)以下まで低下しているという。


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