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  ニュース     2019/12/04 18:59

ブロックチェーン特許数で世界首位、中国の取得は1200件超え 無料記事

 ブロックチェーン技術に関する特許取得数で中国は世界首位を独走している。出願が加速するなか、2018年末時点の取得数は合計1200件を超えた。存在証明、偽造防止、権利証明、医療保険管理などに活用される。国家知識産権局がこのほど報告した。
 出願数の多寡が技術力を証明する。出願の世界上位10社・組織のうち半数は中国が占めた。なかでもEコマース最大手の阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)は世界トップに君臨する。中央銀行の中国人民銀行、四川省成都市の電子科技大学なども10位内にランキングされた。ただ、重要なブロックチェーン技術特許は米国企業に押さえられている。今後も中国は、研究・開発に一段と注力する必要があるという。
 世界では、11年からブロックチェーン技術特許の出願がみられるようになった。15年以降、出願数は急ピッチに伸びている。
 報道によれば、2009〜18年にかけた世界のブロックチェーン技術特許出願は、概算で中国が7600件(全体の6割超)、米国が2600件、韓国が1510件、日本が380件など。16年以降、中国が勢いを強めている。企業別では、アリババの512件、英nChainの468件、米IBMの248件など。


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