ニュース 2020/04/07 18:59
中国:清明節連休の観光収入1270億円、前年比8割減
経済・統計
新型コロナウイルスの流行を背景に、中国の観光市場が冷え込んでいる。中国旅遊研究院の推計によると、4〜6日にかけた清明節(墓参)連休の国内観光収入は82億6000万人民元(約1270億円)にとどまり、前年同期比で80.7%減少した。国内旅行者数は61.4%減の延べ4325万4000人に落ち込んでいる。複数メディアが7日伝えた。
報道によれば、周荘古鎮(江蘇省昆山市)、千島湖(浙江省杭州市)といった人気観光地では、旅客数が通常時の半数ほどにとどまった。
ただ、中国で感染収束ムードが強まる中、連休中は一部景勝地に観光客が殺到する事態となっている。世界遺産にも登録されている安徽省の黄山では、景気刺激策の一環として地元政府が無料開放したところ大勢の人が詰めかけた。また、航空各社が国内線チケットの大幅値下げを実施していることも、自粛疲れした人々の外出意欲を刺激しているという。
中国旅遊研究院と中国聯通のビッグデータ分析によると、新疆、青海、吉林、雲南、チベット、安徽、広東、四川といった地域で観光市場が一足先に回復傾向を見せている。清明節期間の旅客数は、昨年の5割以上の水準に達した。
こうした状況に対して中国の衛生当局は、新型コロナウイルスの世界的流行はまだ終わっていないとして、感染再拡大のリスクを警告している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
報道によれば、周荘古鎮(江蘇省昆山市)、千島湖(浙江省杭州市)といった人気観光地では、旅客数が通常時の半数ほどにとどまった。
ただ、中国で感染収束ムードが強まる中、連休中は一部景勝地に観光客が殺到する事態となっている。世界遺産にも登録されている安徽省の黄山では、景気刺激策の一環として地元政府が無料開放したところ大勢の人が詰めかけた。また、航空各社が国内線チケットの大幅値下げを実施していることも、自粛疲れした人々の外出意欲を刺激しているという。
中国旅遊研究院と中国聯通のビッグデータ分析によると、新疆、青海、吉林、雲南、チベット、安徽、広東、四川といった地域で観光市場が一足先に回復傾向を見せている。清明節期間の旅客数は、昨年の5割以上の水準に達した。
こうした状況に対して中国の衛生当局は、新型コロナウイルスの世界的流行はまだ終わっていないとして、感染再拡大のリスクを警告している。
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