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  ニュース     2020/02/07 18:59

中国:武漢滞在歴を隠して濃厚接触、刑法違反で拘束者続出 無料記事

新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大する中、中国各地で湖北省武漢市での滞在歴や感染者との濃厚接触の事実を隠して、多くの人にウイルスを感染させる恐れがあるとして、警察に拘束される該当者が続出している。中国新聞網が5日付で伝えた。
 中国では刑法に基づき、病原体の保有者が菌を蔓延させ、他者に感染させて重篤な状態に陥らせたり、死亡させたりした場合、10年以上の懲役か無期懲役、厳罰では死刑に処される可能性もある。
 山東省のイ坊市(イ=さんずいに維)公安当局は5日、同市内に住む女性が安徽省蚌埠市に旅行して帰宅前に新型コロナウイルスによる肺炎と診断されたにもかかわらず、帰宅後に居住する団地が行った調査には応じず、多くの人を感染の危険にさらしたとして、この女性を拘束し、隔離したことを公表した。この女性と濃厚な接触があったとして、病院関係者68人と団地関係者など49人が隔離され、経過観察を受けている。
 また福建省晋江市では武漢からきた人物が「フィリピンから来た」とうそをつき、宴席に何度も参加していたことが判明し、身柄を拘束された。
 


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