湖北省の武漢市政府は22日、市民に対し、映画館、バスターミナル、地下鉄、鉄道駅など公共の場でマスクを着用するよう指示した。マスクを着用しない市民は23日以降、処罰を受けると警告。場合によっては、刑事罰の対象となることもあるとした。
　湖北省では、省都・武漢のほか、荊州で6人の患者を確認。ほかには襄陽、宜昌、十堰、鄂州などの各市で疑い例が見つかっている。
　国家衛生健康委員会は22日、武漢市に対し、肺炎の感染拡大防止を厳命した。ただ、湖北省では防護服や患者発見用の赤外線温度センサーが不足。省政府は中央政府に対し、マスク4000万枚、防護服500万着、赤外線温度センサー5000台を送るよう求めた。湖北省の生産能力は、現時点でマスク800万枚、防護服200万着、赤外線温度センサー1200台にとどまるという。
　その感染源をめぐっては、コウモリやヘビの可能性が指摘されている。


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