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  ニュース     2019/12/24 18:59

中国:家電価格が低下傾向、格力電器は空調ネット通販5割引き 無料記事

 中国の家電業界で安売りによる販売促進競争が激化している。中国最大手空調メーカーの珠海格力電器(GREE:000651/SZ)は20日、インターネット通販の販売価格引き下げを通じた消費者還元キャンペーンに着手すると発表。傘下「晶弘」ブランドの冷蔵庫3機種について、定価からそれぞれ50.0%、52.3%、53.8%ずつ値引きすると発表した。販促活動は2020年1月31日まで展開する。毎日経済新聞が23日付で伝えた。
 格力電器は2018年9月30日、合肥晶弘電器有限公司(KINGHOME)の全株式を12億4700万人民元(約194億5300万円)で購入。それ以後、冷蔵庫市場のシェア拡大に乗り出している。
 中国の冷蔵庫市場では、今年3月から価格競争が過熱した。小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)系の仏山市雲米電器科技(VIOT/NASDAQ)がフレンチドア(観音開き)タイプの新製品を1999人民元(約3万1200円)の安価で発売。ライバル他社も追随し、低価格機種を相次ぎ投入した経緯がある。
 調査会社の奥維雲網(AVC)によれば、今年1〜11月にかけた冷蔵庫ネット通販市場では、販売額全体に占める比率がフレンチドア機種で最多の32.6%、これに続く3ドア機種が15.2%で推移した。別の統計によれば、今年1〜11月の冷蔵庫ネット通販平均価格は、フレンチドア機種が前年同期比10%安の3234人民元、3ドア機種が7.2%安の2169人民元にそれぞれ低下したという。
 格力電器はまた、主力のエアコン機種の値下げにも着手。11月9日から12月までにかけて、4機種の価格を引き下げると発表した。消費者のエアコン購入支出を総額30億人民元省くと説明している。


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