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  ニュース     2019/12/24 18:59

「TikTok」が中国以外に本社設置か、親会社が一部権益売却の観測も 無料記事

 中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)は、世界的に人気を集めるショート動画アプリ「TikTok(ティックトック)」のグローバル本社を中国以外に置くことを検討しているもようだ。外電が23日伝えたもので、「中国系」イメージの払しょくが狙い。さらに別の報道によれば、バイトダンスは「ティックトック」一部権益の譲渡も考えているという。
 報道によると、グローバル本社の設置候補地はシンガポール、ロンドン、ダブリンなど。ただ、米国の都市は含まれていないという。「ティックトック」は現在、グローバル本社を持たず、幹部の多くが上海を拠点としている。
 「ティックトック」を巡っては、対米外国投資委員会(CFIUS)が11月、同社による米国での過去の買収について調査を開始。個人情報の不正利用など、国家安全保障上のリスクが無いか調べている。報道によれば、グローバル本社構想は以前から社内で浮上していたが、米国での問題によって弾みがついたという。
 2012年設立のバイトダンスは「ティックトック」のほか、ニュースアプリ「今日頭条」も提供する。中国の胡潤研究院が先ごろ発表した2019年版「世界ユニコーン企業番付」では、企業価値5000億人民元(約7兆8000億円)で2位に付けた。


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