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  ニュース     2019/10/25 18:59

中国鉄建がタイ高速鉄道を共同受注、投資総額8100億円 無料記事

 鉄道インフラ建設大手の中国鉄建(1186/HK)は25日、タイ財閥系コングロマリットのCPグループ、高速道路・メトロの建設・運営を手がけるバンコク・エキスプレスウェイ・メトロ(BEM)と組成したコンソーシアム(企業連合)を通じ、タイ高速鉄道の敷設工事を受注したと発表した。PPP(官民連携)プロジェクトで、投資総額は2245億4400万バーツ(約8100億円)。工期は5年で2024年の開通を予定している。

 全長220キロメートルの同高速鉄道は、スワンナプーム空港、ドンムアン空港、ウタパオ空港の3空港を結ぶ計画。最高時速250キロで、完成すればバンコク中心部のマッカサン駅〜ウタパオ空港区間を最速45分で結ぶ。プロジェクトの出資比率はCPグループが70%、バンコク・エキスプレスウェイ・メトロ(BEM)が20%、中国鉄建が10%。企業連合は45年の運営権を持つ。

 中国鉄建は調査・コンサルティング・設計から建設工事請負まで、建設総合サービスを提供する。手がける領域は、道路、橋梁、港湾、空港、治水など幅広いが、社名の通り鉄道が中心。ほかに建機・資材の製造、不動産、物流も手がける。同業の中国中鉄(390/HK)と双璧。売上高ベースで、世界ゼネコン3位に付ける(ENR誌ランキング)。18年末現在、121カ国・地域で建設プロジェクトを展開。中国政府の「一帯一路」戦略を追い風に、海外進出を加速させる。


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