重慶市の重慶両江新区は25日、区内に進出した外資企業のうち、すでに138社が春節（旧正月）休暇後の稼働を再開したと発表した。同新区は重慶市内でも外資企業が多く集積することで知られる。中国新聞網が25日付で伝えた。

　新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、重慶市当局は1月28日、衛生用品を含む生活必需品の生産を除き、春節後の企業活動を2月10日以降とするよう指示していた。

　両江新区内の外資企業は、2018年7月時点で約990社を数える。今年の春節休暇後、これまでに自動車や物流、サービス業など幅広い分野の企業が再稼働した。自動車分野では、中国大手の上海汽車が伊イヴェコと合弁設立した商用車メーカー、上汽依維柯紅岩商用車の工場がすでに生産活動を再開。足元の日産能力は約60台にとどまるものの、2月末には通常の約7割に相当する140台にまで回復する見通しだ。


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