台湾の電子機器受託製造サービス（EMS）世界最大手、鴻海精密工業（ホンハイ：2317/TW）がベトナム北部の生産拠点で働く従業員向けに、投資額3億2500万米ドル（約350億円）で大規模住宅施設を建設する構想を計画投資省などに提出したことが分かり、アップルの「アイフォーン」をベトナムで生産する準備との観測が出ている。1日付台湾・経済日報がトイチェーの報道を基に伝えた。
　鴻海はベトナムのバクザン省、バクニン省、ビンフック省に工場を展開し、パソコン製品の組み立てなどを行っている。今回は各省に従業員用の住宅施設を建設するほか、バクザン省では面積6平方キロメートルの新たな工業団地を建設する計画だ。「中国からの生産移転の受け皿になる」との見方も出ている。



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