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  ニュース     2020/03/11 18:59

中国独自「自動運転区分」21年導入、最高は「レベル5」 無料記事

 中国独自の自動運転レベル区分が固まった。工業和信息化部(工業情報化部)がこのほど、推奨国家標準として「自動運転自動化分級」を公示している。2021年1月1日の適用を目指す。「レベル0〜5」の6段階に区分け。「自動運転」のイメージに該当するレベルは「3」以降となる。
 「レベル0」はステアリング操作、加減速をドライバーがすべて操作。「レベル1」はステアリング操作、加減速の一部をシステムがサポートする。「レベル2」は「レベル1」の機能に加えて、目標物や状況変化の検知・対応能力を一部備える。
 「レベル3」は、特定の運行条件でシステムが全てを操作。緊急時はドライバーが運転を引き継ぐ。
 「レベル4」は高度自動運転、「レベル5」は完全移動運転と定義。いずれも運転に関わるすべての操作をシステムが行う。緊急時に人が運転を引き継げない場合でも、最小限のリスクにとどめるようシステムが危険を自動回避する。運転手は完全に“乗客”へと変わり、運転席がない車両設計も可能だ。うち、「レベル5」は場所の限定なくシステムがすべて操作できるようになる。
 一方、世界の自動運転技術は区分が4つ。運転手が全ての主制御系統を操作する「レベル0」、加速、操舵、制動のいずれかをシステムが補助する「レベル1」、加速、操舵、制動のうち複数をシステムが補助する「レベル2」、加速、操舵、制動の全システムが補助し、必要に応じてドライバーが対応する「レベル3」、完全自動走行を実現する「レベル4」に分けられる。


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