ニュース 2020/09/17 18:59
アリババがロボ事業本格化へ、物流の「小蛮驢」発表
産業・企業
【亜州ビジネス編集部】 中国の電子商取引(Eコマース)最大手、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)がロボット事業を本格始動する。同社は17日、物流ロボットの1号機となる「小蛮驢」を発表した。自社が擁する人工知能(AI)、自動運転に関する技術を結集して開発したものだ。同社によると、「小蛮驢」は人間のような認知能力を持ち、その「大脳」の反応速度は人間の7倍に達するという。複数メディアが伝えた。
「小蛮驢」は主に、社区(団地)、学校、オフィスエリアなどでの利用を想定。1日当たり最大で500件の荷物を配送することが可能だ。雷や雨、高温などの気候条件に左右されず、倉庫やトンネルを含む特殊な環境下でも性能に影響が出ることはないという。
アリババのクラウド部門トップは発表会で、現在の物流システムにおいて末端物流は最もコストが高く、最も効率が低いと指摘。物流ロボットを投入することで、こうした末端物流に最適なソリューションを提供できると説明した。
「小蛮驢」の展開に当たり、アリババは新会社の「小蛮驢智能科技公司」を設立済み。同新会社を基盤に、物流ロボットの開発・量産を進めていく考えだ。
アリババは世界トップクラスのEコマース企業。1999年に馬氏が設立した(19年9月に会長引退)。「淘宝網」や「天猫」など個人向けECサイトを運営するほか、越境ECの「天猫国際」、BtoBの「1688.com」も展開。EC以外では、宅配スーパー「盒馬」、フードデリバリー「餓了麼」、動画ストリーミング「優酷」、クラウドサービス「阿里雲」などを傘下に擁する。海外事業では、16年に東南ア同業のラザダを買収している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
「小蛮驢」は主に、社区(団地)、学校、オフィスエリアなどでの利用を想定。1日当たり最大で500件の荷物を配送することが可能だ。雷や雨、高温などの気候条件に左右されず、倉庫やトンネルを含む特殊な環境下でも性能に影響が出ることはないという。
アリババのクラウド部門トップは発表会で、現在の物流システムにおいて末端物流は最もコストが高く、最も効率が低いと指摘。物流ロボットを投入することで、こうした末端物流に最適なソリューションを提供できると説明した。
「小蛮驢」の展開に当たり、アリババは新会社の「小蛮驢智能科技公司」を設立済み。同新会社を基盤に、物流ロボットの開発・量産を進めていく考えだ。
アリババは世界トップクラスのEコマース企業。1999年に馬氏が設立した(19年9月に会長引退)。「淘宝網」や「天猫」など個人向けECサイトを運営するほか、越境ECの「天猫国際」、BtoBの「1688.com」も展開。EC以外では、宅配スーパー「盒馬」、フードデリバリー「餓了麼」、動画ストリーミング「優酷」、クラウドサービス「阿里雲」などを傘下に擁する。海外事業では、16年に東南ア同業のラザダを買収している。
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