ニュース 2020/03/10 19:06
SOHO中国にブラックストーンが買収提案か、大幅プレミアム提示観測
産業・企業
北京を拠点とする不動産デベロッパー大手、SOHO中国(ソーホー・チャイナ:410/HK)に対し、投資ファンドの米ブラックストーン・グループが買収をオファーするとの観測が浮上している。外電が10日報じたもので、ブラックストーンは1株当たり6.00香港ドルでの買収を提示したもよう。詳細は数週間内にも発表される見込みという。
1株当たりの買収提示価格(6.00香港ドル)は、直近終値(9日:2.98香港ドル)に対して101%のプレミアム水準。ブラックストーンは総額40億米ドル(約4176億円)を投じる見込みだ。ブラックストーンにとって、中国で行う過去最大の買収案件になるとみられている。
SOHO中国を巡っては昨年、保有する複数オフィスビルを売却する方針――との情報が伝わった。売却価格は最大で80億米ドルに達すると報じられている。大規模な資産売却について、一部メディアは「オフィスビル市況の悪化」が一因となった可能性を指摘した。国内景気の減速を背景に、中国のオフィスビル市場では空室率が約10年ぶりの高水準に達している。
ブラックストーンによる買収観測を受け、10日の香港マーケットではSOHO中国の株価が急騰。前場終了前に、急きょ株式取引を一時停止した。取引停止前の株価は、前日比37.6%高の4.10香港ドル。
同社は北京市を拠点に、商業不動産、住宅物件を開発する。「三里屯SOHO」「中関村SOHO」「朝陽門SOHO」など、「SOHO」ブランドのオフィス物件を投入。2010年以降は上海への進出を加速させた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
1株当たりの買収提示価格(6.00香港ドル)は、直近終値(9日:2.98香港ドル)に対して101%のプレミアム水準。ブラックストーンは総額40億米ドル(約4176億円)を投じる見込みだ。ブラックストーンにとって、中国で行う過去最大の買収案件になるとみられている。
SOHO中国を巡っては昨年、保有する複数オフィスビルを売却する方針――との情報が伝わった。売却価格は最大で80億米ドルに達すると報じられている。大規模な資産売却について、一部メディアは「オフィスビル市況の悪化」が一因となった可能性を指摘した。国内景気の減速を背景に、中国のオフィスビル市場では空室率が約10年ぶりの高水準に達している。
ブラックストーンによる買収観測を受け、10日の香港マーケットではSOHO中国の株価が急騰。前場終了前に、急きょ株式取引を一時停止した。取引停止前の株価は、前日比37.6%高の4.10香港ドル。
同社は北京市を拠点に、商業不動産、住宅物件を開発する。「三里屯SOHO」「中関村SOHO」「朝陽門SOHO」など、「SOHO」ブランドのオフィス物件を投入。2010年以降は上海への進出を加速させた。
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