ニュース 2020/05/15 18:59
中国:“巣ごもり”特需、「プロジェクター」「eスポーツ」など人気
経済・統計
在宅の“巣ごもり”需要を取り込みながら、中国のプロジェクター企業やインターネットゲーム企業が売り上げを伸ばしている。新型コロナウイルスの感染防止で経済活動が鈍る一方、各家庭では娯楽の需要が急拡大。全体の不振に逆行し、ネットゲームやクラウドゲーム、動画ライブ配信、ホームシアターの利用が活発化している。中国新聞網が14日に伝えた。
浙江省蘇州市の相城区に工場を構える轟天炮光電科技有限公司は、不景気下で勝ち組の1社。LEDを光源としたプロジェクターの出荷額は、年初から足元までの累計で3400万人民元(約5億2500万円)を超えた。前年同期と比較し、約1000万人民元(4割)の増収を達成している。
1992年に発足した轟天炮光は、相城区に生産拠点を整備した。製品群は国内で評価が高いほか、欧州や東南アジアにも輸出している。“コロナ特需”が生じた今年に関しては、前年比の増収率が20%に上る見通しだ。
一方、蘇州高鉄新城エリアで活躍する虚幻競技(蘇州)文化伝播有限公司も景気が良好。eスポーツ関連業務、eスポーツライブ配信などを手掛けている。今年4月には、中国の大手スマートフォンメーカーからeスポーツライブ配信を受注。過去2回(合計3回)を合わせたeスポーツ観客数は、累計で2100万人を超えた。
虚幻競技は今年、配信数量と売り上げがそろって拡大する見込み。経営陣は2020年の売上高について、4000万人民元の大台超えを楽観している。
統計によれば、今年春節期間の中国ゲーム市場は、プラス成長を確保した。国内全体で前年同期比32.9%増の47億7000万人民元に育ったという。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
浙江省蘇州市の相城区に工場を構える轟天炮光電科技有限公司は、不景気下で勝ち組の1社。LEDを光源としたプロジェクターの出荷額は、年初から足元までの累計で3400万人民元(約5億2500万円)を超えた。前年同期と比較し、約1000万人民元(4割)の増収を達成している。
1992年に発足した轟天炮光は、相城区に生産拠点を整備した。製品群は国内で評価が高いほか、欧州や東南アジアにも輸出している。“コロナ特需”が生じた今年に関しては、前年比の増収率が20%に上る見通しだ。
一方、蘇州高鉄新城エリアで活躍する虚幻競技(蘇州)文化伝播有限公司も景気が良好。eスポーツ関連業務、eスポーツライブ配信などを手掛けている。今年4月には、中国の大手スマートフォンメーカーからeスポーツライブ配信を受注。過去2回(合計3回)を合わせたeスポーツ観客数は、累計で2100万人を超えた。
虚幻競技は今年、配信数量と売り上げがそろって拡大する見込み。経営陣は2020年の売上高について、4000万人民元の大台超えを楽観している。
統計によれば、今年春節期間の中国ゲーム市場は、プラス成長を確保した。国内全体で前年同期比32.9%増の47億7000万人民元に育ったという。
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