ニュース 2020/03/31 18:59
中国車部品企業に新たな難局、海外原料の調達停滞
経済・統計
新型コロナウイルスの最流行地域が欧米へと移行するなか、中国の自動車部品メーカーは“セカンドインパクト”に見舞われる危機に直面している。感染のピークアウトを迎えた中国では、各車部品企業が続々と操業を再開。国内車サプライチェーンはようやく平常を取り戻しつつあったものの、今度は海外からの原料調達難のリスクが高まっている情勢にある。盖世汽車が3月30日付で伝えた。
上海市のある車部品企業関係者は、イタリアからの鋼材調達が滞るなかで今後、サプライヤーを変更せざるを得ない現状を指摘した。手持ち在庫で4カ月分の生産需要を満たせるものの、感染対策を強めるイタリアの企業活動が著しく制限されるなか、新ラウンドの調達活動は白紙状態にあるという。
一方、世界的なコロナ危機は中国企業に好機をもたらす可能性もある。米国では、中国産鋼材の輸入拡大を求める動きが出ている。米自動車部品工業会(MEMA)は、新型コロナ禍の緊急支援を政府に要請。中国製の部品、原料、鋼材に関し、輸入関税減免措置を要望リストに組み込んだ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
上海市のある車部品企業関係者は、イタリアからの鋼材調達が滞るなかで今後、サプライヤーを変更せざるを得ない現状を指摘した。手持ち在庫で4カ月分の生産需要を満たせるものの、感染対策を強めるイタリアの企業活動が著しく制限されるなか、新ラウンドの調達活動は白紙状態にあるという。
一方、世界的なコロナ危機は中国企業に好機をもたらす可能性もある。米国では、中国産鋼材の輸入拡大を求める動きが出ている。米自動車部品工業会(MEMA)は、新型コロナ禍の緊急支援を政府に要請。中国製の部品、原料、鋼材に関し、輸入関税減免措置を要望リストに組み込んだ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。