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  ニュース     2020/04/15 18:59

中国航空会社の経営悪化、第1四半期は赤字5100億円規模 無料記事

 新型コロナウイルスのパンデミックが世界の空運業界に暗い影を落としている。中国民用航空局は15日、今年第1四半期の中国航空産業について、総額398億2000万人民元(約6050億円)の赤字を計上したとする見方を示した。うち航空会社の赤字額は336億2000万人民元(約5100億円)に上ったとみている。
貨物と旅客の輸送も半減した。前年同期比で輸送実績が46.6%減の165億2000万トンキロ、旅客が53.9%減の延べ7407万8000人に落ち込んだという。1日当たりの航空機離着陸は42.09%減の9341便に縮小した。ただ、定時運航率は7.23ポイント高い90.28%に改善している。
 世界全体でも航空業界は不況に見舞われた。外電情報によれば、国際航空運送協会(IATA)は14日、世界航空業界の減収幅について、2020年に総額3140億米ドル(約33兆6000億円)に上るとの見通しを報告。旅客輸送の減収率は前年比で55%に達するとの予測を明らかにした。3月24日の段階では、減収幅が2520億米ドルにとどまると想定していたという。


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