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  ニュース     2020/01/31 18:59

新型肺炎、3月改善なければアップル製品需給に影響=著名アナリスト 無料記事

アップル関連の著名アナリストとして知られる天風国際証券の郭明キ氏は最新リポートで、新型コロナウイルスの感染拡大がアップル製品のサプライチェーンに影響を及ぼす可能性を指摘した。3月までに状況が改善しなければ、今年上半期の需給にインパクトをもたらすとみている。香港メディアが1月31日に伝えた。

 郭氏はリポートの中で、アップルのサプライチェーンの半分が中国にある点に言及。工場の操業再開の遅れや人手の不足により、新製品の供給・量産に遅れが出る可能性を指摘した。影響を受ける製品には、「iPad Pro」「iPhone SE 2」などが含まれるとみている。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中国では春節(旧正月)連休の延長、一部都市の封鎖・交通規制などが実施されている。アップルの主力工場がある河南省や江蘇省の当局は企業に対し、春節連休明けの営業開始を2月10日まで延期するよう通達を出した。

 アップル製品の中国での販売への影響も懸念される状況だ。ティム・クック最高経営責任者(CEO)は1月28日の時点で、中国での販売に新型肺炎の影響が出始めていることを明かした。報道によれば、青島市(山東省)、南京市(江蘇省)、福州市(福建省)の店舗が営業を一時停止している。


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