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  ニュース     2020/05/20 18:59

中国:メーデー連休の国内旅行者1.15億人、前年6割水準に低迷 無料記事

 中国旅遊研究院によれば、5月1〜5日にかけた2020年の労働節(メーデー)連休期間中、中国の国内旅行者数は延べ1億1500万人、国内旅行収入は475億6000万人民元(約7233億円)に低迷した。19年実績は1億9500万人、1176億7000万人民元と発表されている点を踏まえれば、20年は人数が19年の6割、収入が4割程度にとどまった計算となる。
 この背景には、新型コロナ肺炎に対する警戒が完全には解かれていない情勢下で、長距離移動より近場の旅行を選択する人が増えたことがある。また混雑緩和のため政府は、観光地に対して、観光客推移のリアルタイム観察や予約制度の導入を指示。入場者数を最大受け入れ能力の3割程度に押さえるような運用を実施した。
 こうした規制の動きは、連休期間の航空機チケット料金にも表れた。旅行サイト「飛猪」の調査によると、連休中の航空券相場は前年同期比で3割下落している。旅行商品に対する検索件数の伸びも19年に比べ緩やかだった。
 文化旅行部によると、19年第4四半期に旅行会社がツアーなどで募集した国内旅行への参加者は、全国で合計4962万9000人を数えたという。省市別では江蘇省が最も多く、全体の15%を占めた。以下、広東省、浙江省、福建省、上海市が続いている。また、海外への旅行者は1461万9900人。旅行先はタイが19%で最多、日本が14%で2番目に多かった。
 こうしたなか、マカオのカジノ収入も激減している。澳門博彩監察協調局(マカオ特別行政区ゲーミング監察協調局)によれば、4月の域内カジノ売上高は前年同月比96.8%減の7億5400万パタカ(約100億円)にまで縮小した。マイナス成長は7カ月連続。減少率は前月の79.7%から拡大して、過去最大を記録している。1〜4月の累計では、前年同期比68.7%減の312億4000万パタカに縮んだ。
 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が影響している。マカオ政府が3月末に入境制限を一段と強化するなかで、訪問者が大幅に減少した。2月に全カジノ施設が半月間にわたり閉鎖された後、カジノ売上高は3月にやや回復傾向を示したが、4月は再び大きく減少。4月のカジノ売上高は前月実績(52億5700万パタカ)との比較でも85.7%減少し、19年4月の1日当たり平均売上高(7億8600万パタカ)をも下回る低水準を記録した。



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