2020年7月の家電・音響映像機器販売額（売上一定規模以上の小売業企業）は、前年同月比2.2％減の684億8000万人民元（約1兆630億円）。減少は3カ月ぶりで、6月は9.8％増だった。1月からの累積では、10.8％まで減少率が縮小してきている。国家統計局が発表した。
　7月の通信機器類小売販売額（売上一定規模以上の小売業企業）は11.3％増の388億2000万人民元となった。6月の18.8％から鈍化したものの、4カ月連続で10％を超えて伸びた。1月からの累積では6.5％増えている。
　7月の主な家電製品の生産台数をみると、洗濯機や冷蔵庫が年内で最大の伸び率だった。洗濯機は37.3％増の686万2000台で、6月の5.3％から大幅に加速した。1月からの累積では2.6％減とまだマイナスだが、プラス転換の兆しも見えてきた。また、冷蔵庫は29.7％増の914万7000台、6月の21.7％増を上回って拡大した。1月からの累積では、2.0％までマイナスが縮小してきている。
　7月のエアコン生産台数は6.0％増の1851万2000台と2カ月連続で増加したが、6月の12.0％からは伸びが縮小した。1月からの累積では14.0％減と依然大幅なマイナス成長で推移している。
　情報家電の生産は、カラーテレビが34.2％増の1754万1000台と6月の21.5％からさらに加速し、1〜7月では2.2％増とプラス成長に転じた。パソコンは17.8％増の3289万3000台、6月の0.3％から再び伸び率が高まり、1〜7月では4.1％増となっている。



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