ニュース 2020/06/24 18:59
スパコン性能世界500ランキング、中国機種は世界最多
経済・統計
「富岳」が世界頂点に立ったスーパーコンピューター性能ランキング「TOP500リスト」に関し、「台数ベースでは中国が最多を譲っていない」とする声が聞かれている。中国新聞網が23日に伝えたところによれば、浮動小数点の演算速度ランキングに関しては、聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)、曙光信息産業(中科曙光:603019/SH)、浪潮集団(Inspur)の中国3強が生産したスパコン群が世界のトップ3を確保した点を重視。中国は3社で312台(500機種全体の62%)を占めたと評価された。
なかでも聯想は1社だけで180台を送り出している。中国は2017年11月以来、6回連続で台数ベースの世界最多の地位を確保した。
一方、理化学研究所と富士通が共同開発した富岳は、4部門(LINPACK、HPCG、HPL-AI、Graph)で同時1位を世界で初めて獲得している。LINPACK(スパコン総合性能を計測・評価するベンチマーク指標)のシミュレーション計測試験では、1秒当たりの浮動小数点演算回数が概算415.53ペタ回(41京5530兆回)を記録。9年前の「京」以来、日本製スパコンが世界一の座に返り咲いた。21年の本格稼働を目指す。
覇権を狙う各国は、富岳のさらに先を行くエクサ(京の100倍)スケールの次世代スパコンを競って開発中。中国、米国、日本などが高性能機の研究を加速している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
なかでも聯想は1社だけで180台を送り出している。中国は2017年11月以来、6回連続で台数ベースの世界最多の地位を確保した。
一方、理化学研究所と富士通が共同開発した富岳は、4部門(LINPACK、HPCG、HPL-AI、Graph)で同時1位を世界で初めて獲得している。LINPACK(スパコン総合性能を計測・評価するベンチマーク指標)のシミュレーション計測試験では、1秒当たりの浮動小数点演算回数が概算415.53ペタ回(41京5530兆回)を記録。9年前の「京」以来、日本製スパコンが世界一の座に返り咲いた。21年の本格稼働を目指す。
覇権を狙う各国は、富岳のさらに先を行くエクサ(京の100倍)スケールの次世代スパコンを競って開発中。中国、米国、日本などが高性能機の研究を加速している。
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