中国の通信大手と半導体チップ大手はこのほど、両社が共同開発した「5G対応スーパーSIMカード」を正式発売した。microSDカードとSIMカードを1枚に統合する。中国移動(チャイナ・モバイル：941/HK）の北京支社と清華紫光集団有限公司（Unigroup）傘下の紫光国芯微電子（紫光国微：002049/SZ）が協力し、互いが擁する最新の技術を融合。高性能半導体メモリとSIMカードの一体化を実現している。科技日報などが14日付で伝えた。
　一般SIMカードの512KBに過ぎない半面、今回の5G対応スーパーSIMカードは記憶容量が桁違いとなる32GB、64GB、128GBの3種を用意し、それぞれの売値を99人民元（約1500円）、199人民元、399人民元に設定している。
　セキュリティ信頼度が高い回路線幅40ナノメートルの製造プロセスを使用。中国で「Common Criteria EAL6+」の安全評価を初めて得た。5Gだけでなく、4G、3G、2Gとも互換性を持たせている。さらにTBクラスのスーパーSIMカード製品も開発を進める計画だ。



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