ニュース 2020/04/20 19:00
中国:浙江省が「交通強省」推進、上海〜杭州リニア計画が再浮上
経済・統計
浙江省が交通インフラの整備を加速する方針を打ち出した。浙江省政府は17日、関係者を集めた会議で交通強省のレベルを全面的に引き上げる戦略などを披露。上海市〜杭州市リニアモーターカー、沿海高速鉄道、環杭州湾スマート高速道路などの大型プロジェクト100件以上を列挙した。これらの投資額は合算で3兆2000億人民元(約48兆8000億円)に膨らむ見込みという。
上海市〜杭州市リニアモーターカーの整備計画を向こう30年の交通発展計画に加えた。両端の200kmを時速600kmで連絡する。杭州〜上海でわずか20分間、杭州〜温州で30分間に短縮化される見通しだ。
車両メーカーの中車青島四方機車車両股フン有限公司の報告として、中国メディアが伝えたところによれば、中国は2022年をめどに時速600kmのリニア車両を試験線に投入する予定。すでにサンプルの車両は2019年5月23日にラインオフした。
上海市〜杭州市リニアモーターカーの事業プロジェクトは、国務院が06年3月に着工を承認している。当初は06年の着工、08年の完工、09年の試験運転、10年の上海国際博覧会(10年5月1日〜10月31日)前開業を想定していたものの、技術面や資金の問題などで着工が延期されてきた。浙江省政府は13年4月、上海市〜杭州市リニアモーターカー事業プロジェクトチームを解散した経緯がある。
このほか中国では、中鉄第四勘察設計院集団有限公司が19年9月26日に時速600〜1000kmリニアモーターカー試験線プロジェクトを発表。試験2年後をめどに湖北省で着工することを希望すると報告した。武漢市と広州市を2時間で連絡可能という。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
上海市〜杭州市リニアモーターカーの整備計画を向こう30年の交通発展計画に加えた。両端の200kmを時速600kmで連絡する。杭州〜上海でわずか20分間、杭州〜温州で30分間に短縮化される見通しだ。
車両メーカーの中車青島四方機車車両股フン有限公司の報告として、中国メディアが伝えたところによれば、中国は2022年をめどに時速600kmのリニア車両を試験線に投入する予定。すでにサンプルの車両は2019年5月23日にラインオフした。
上海市〜杭州市リニアモーターカーの事業プロジェクトは、国務院が06年3月に着工を承認している。当初は06年の着工、08年の完工、09年の試験運転、10年の上海国際博覧会(10年5月1日〜10月31日)前開業を想定していたものの、技術面や資金の問題などで着工が延期されてきた。浙江省政府は13年4月、上海市〜杭州市リニアモーターカー事業プロジェクトチームを解散した経緯がある。
このほか中国では、中鉄第四勘察設計院集団有限公司が19年9月26日に時速600〜1000kmリニアモーターカー試験線プロジェクトを発表。試験2年後をめどに湖北省で着工することを希望すると報告した。武漢市と広州市を2時間で連絡可能という。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。