ニュース 2020/04/20 19:01
ZTEは中国5G市場シェア35%超へ、コロナ影響限定的
産業・企業
中国の通信機器・設備メーカー大手、中興通訊(ZTE:763/HK)の経営陣はこのほど、国内の第5世代(5G)移動通信設備市場でシェア35%以上の確保を目指す方針を明らかにした。国内ではすでに新型コロナウイルスの感染拡大がピークアウトしており、同社が深センや長沙に構える5大生産拠点も全面的に生産を再開していると説明。足元では海外で感染が拡大しているものの、自社サプライチェーンへの影響は限定的との見方を示した。今後到来する5G製品の出荷ピークに向け、着実に準備を進めていると強調した。香港メディアが18日伝えた。
同社経営陣はまた、新型コロナの流行が企業のIT導入を加速させることにつながると指摘。オンライン医療、オンライン教育、ニューメディアといった分野でも5G通信の需要が高まる見込みで、同社にとっては新たなビジネスチャンスが期待できるとした。一方、海外事業では、通信キャリアによる5G投資が鈍化する可能性はあるものの、中長期的な投資拡大の流れに大きな変化はないとみている。
ZTEは自主ブランドの各種通信機器、端末を生産。中国移動、中国聯通、中国電信など、国内通信キャリアを大口顧客に持つ。新事業開拓にも意欲。14年9月、東風汽車グループと提携し、EVバス向けワイヤレス充電の実用化を目指すと発表。16年7月には、子会社の中興智能汽車(ZTEスマートオート)を通じ、広東省に拠点を置くEVバスメーカーの珠海広通客車を買収した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
同社経営陣はまた、新型コロナの流行が企業のIT導入を加速させることにつながると指摘。オンライン医療、オンライン教育、ニューメディアといった分野でも5G通信の需要が高まる見込みで、同社にとっては新たなビジネスチャンスが期待できるとした。一方、海外事業では、通信キャリアによる5G投資が鈍化する可能性はあるものの、中長期的な投資拡大の流れに大きな変化はないとみている。
ZTEは自主ブランドの各種通信機器、端末を生産。中国移動、中国聯通、中国電信など、国内通信キャリアを大口顧客に持つ。新事業開拓にも意欲。14年9月、東風汽車グループと提携し、EVバス向けワイヤレス充電の実用化を目指すと発表。16年7月には、子会社の中興智能汽車(ZTEスマートオート)を通じ、広東省に拠点を置くEVバスメーカーの珠海広通客車を買収した。
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