ニュース 2020/02/18 18:59
中国:新型ウイルスで医療廃棄物急増、武漢周辺で処理能力限界
経済・統計
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の感染拡大を受けて、発生源である湖北省武漢市や隣接する黄岡市、孝感市では医療廃棄物の処理能力が限界を迎えつつある。目先の医療廃棄物の増大に対応するため、同省全体で処理能力を新型肺炎流行前の2倍に拡大したものの、現状は厳しい状況だ。
2018年のデータによると、武漢市では年間に発生する医療廃棄物量は約1万7000トン。同市内の業者1社の焼却処分能力が年間1万8000トンで、廃棄量を上回っていた。
03年の重症急性呼吸器症候群(SARS)流行時には中国国内で医療廃棄物の処理能力不足が大きな問題となったため、当時の国家環境保護総局が04年になって処理施設拡充を目指す計画を発表した。現状では国内の主要358都市で医療廃棄物処理はほぼ円滑に進んでいるというが、管理の不行き届きなど解決すべき問題も多い。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
2018年のデータによると、武漢市では年間に発生する医療廃棄物量は約1万7000トン。同市内の業者1社の焼却処分能力が年間1万8000トンで、廃棄量を上回っていた。
03年の重症急性呼吸器症候群(SARS)流行時には中国国内で医療廃棄物の処理能力不足が大きな問題となったため、当時の国家環境保護総局が04年になって処理施設拡充を目指す計画を発表した。現状では国内の主要358都市で医療廃棄物処理はほぼ円滑に進んでいるというが、管理の不行き届きなど解決すべき問題も多い。
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