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  ニュース     2020/04/08 18:59

テンセントが大型IDC整備、重慶両江新区に690億円投資 無料記事

 中国インターネットサービス大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)がデータセンタ(IDC)整備を急いでいる。重慶市の両江新区で3日、総額45億人民元(約690億円)の投資を予定する「騰訊西部雲計算数据中心2期プロジェクト」を着工した。面積107ムー(約7.1ヘクタール)の工業用地に建築面積7万4000平米のIDCを建設。10万台を超える高性能サーバーを設置する。両江新区の管理委員会が報告した。
 重慶市両江新区の騰訊IDCは、データ処理能力とインターネット技術分野で中国西部最大の施設となる見込み。現地産業のスマート化を支援する。1期と2期を合わせたサーバー数は20万台を超える見通しだ。
 騰訊西部雲計算数据中心の1期プロジェクトは2018年6月に稼働。10万台のサーバーを置いた。天津市、上海市、深汕特別合作区に続く騰訊にとって4カ所目の大型IDCとして機能している。
 重慶市の両江新区では3日、合計28件の新規事業プロジェクトが着工された。投資総額1054億人民元のうち、年内に171億人民元が投下される見込み。うち新インフラに関するプロジェクトは合計22件、総額815億人民元に上る。騰訊IDCのほか、5Gネットワーク、人工知能(AI)など次世代産業に投じられる予定だ。
 中国のIDC市場は急ピッチな成長を持続している。資料によれば、2019年の中国市場は、前年比27.1%増の1560億8000万人民元規模に拡大した。世界平均を大きく上回って成長している。


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