中国の自動車貨物輸送量は速報ベースで、今年1〜11月に前年同期比5.3％増の378億8866万トンに伸びた。増加率は1〜10月の5.2％からやや加速している。全国29省・自治区・直轄市で前年同期を上回った半面、2直轄市で前年割れに落ち込んだ。交通運輸部が20日発表した。
　増加率は福建省が13.3％で最大。以下、海南省の10.6％、四川省と寧夏回族自治区の各8.8％、河南省の8.4％、黒竜江省の8.3％と続く。減少したのは北京市（↓3.3％）、上海市（↓2.4％）だった。
　一方、1〜11月の自動車旅客数は前年同期比4.8％減の1019億9973万人に縮んでいる。26省区市で旅客数が減少し、うち内モンゴル自治区が16.0％減と最大の下げ。湖北省（↓14.0％）、雲南省（↓11.4％）、四川省（↓11.0％）、安徽省（↓10.6％）も大きく落ち込んだ。一方、北京市（↑7.8％）、浙江省（↑1.4％）、貴州省（↑0.3％）、上海市（↑0.3％）の4省市で拡大した。
　1〜11月の道路建設投資額（実行ベース）は、前年同期比1.9％増の2兆242億1350万人民元（約31兆5486億円）。内訳は東部が4.2％増の6641億342万人民元、中部が4.1％増の4301億7803万人民元、西部が0.7％減の9299億3205万人民元だった。


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