ニュース 2020/04/23 18:59
中国:湖南省のIC輸入倍増、5G向け需要増で第1四半期630億円
経済・統計
湖南省の集積回路(IC)輸入額が足もとで急拡大している。今年第1四半期の輸入額は、前年同期比98.2%増の41億4000万人民元(約630億円)に達した。輸入品のハイエンド化が進むなか、1個当たりの単価は2.1倍の8.5人民元にまで上昇している。長沙税関が21日に報告した内容として、湖南日報が伝えた。
なかでも高単価の5G関連チップが全体をけん引している。マレーシアのインテル工場で生産された5G設備用ICは、1〜3月にかけた輸入額が4.3倍の1億7000万人民元に伸びた。単価は5倍の21.6人民元にまで高まっている。
こうしたなか、湖南省政府はICの海外依存を引き下げる戦略を打ち出した。湖南省工業情報化庁は今年2月、「デジタル経済発展計画(2020〜25年)」を公布。最終の25年をめどに、IC設計の大手企業、特殊IC製造の中核企業を育成し、製造装置・材料の産業を構築するという目標を掲げた。パワー半導体センター、第3世代半導体生産拠点、IC設計・装置企業の集積地とする。IC産業の年産額を300億人民元に拡大させる方針だ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
なかでも高単価の5G関連チップが全体をけん引している。マレーシアのインテル工場で生産された5G設備用ICは、1〜3月にかけた輸入額が4.3倍の1億7000万人民元に伸びた。単価は5倍の21.6人民元にまで高まっている。
こうしたなか、湖南省政府はICの海外依存を引き下げる戦略を打ち出した。湖南省工業情報化庁は今年2月、「デジタル経済発展計画(2020〜25年)」を公布。最終の25年をめどに、IC設計の大手企業、特殊IC製造の中核企業を育成し、製造装置・材料の産業を構築するという目標を掲げた。パワー半導体センター、第3世代半導体生産拠点、IC設計・装置企業の集積地とする。IC産業の年産額を300億人民元に拡大させる方針だ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。