半導体設計の上海韋爾半導体(WILLSEMI：603501/SH)が液晶駆動機能とタッチ制御機能を1チップにまとめたTDDI（タッチアンドディスプレイドライバ統合半導体チップ）事業の買収を目指している。上海韋爾半導体は14日、投資パートナーと総額1億2000万米ドル（約128億円）を支出し、米シナプティクス（SYNA/NASDAQ）のTDDI事業を買収する計画を打ち出した。

　アジア地域のTDDI需要を取り込む狙い。韋爾半導体香港有限公司（全額出資子会社）が8400万米ドル、蘇州 泉華創股権投資合夥企業が残り3600万米ドルを支払う予定だ。

　1986年に発足したシナプティクスは、カリフォルニア州サンノゼに本拠を置く。ヒューマンインタフェース（HMI）ハードウェア、ソフトウェアの開発を主に手掛けてきた。タッチパッド製品、タッチディスプレイドライバ、生体認証などをに強みを擁する。


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