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  ニュース     2020/01/09 18:59

中国がASF防疫推進中、19年は感染63件で39万頭処分 無料記事

 中国は家畜伝染病「アフリカ豚コレラ(ASF)」の防疫作業を進めている。2019年通年で全国合計63件のASF感染が確認された。39万頭を無害化・処分している。中国農業農村部が8日に報告した。
 4月に大量感染が確認された以外、他の11カ月は発生件数が1ケタ台で推移している。全国では雲南省のみが感染警報が取り消されていないものの、他の中国30行政区画はすでに封鎖が解除された。最悪の局面は脱したとみている。
 中国では2018年8月3日、ブタのASF感染を初報告。遼寧省・瀋陽市の瀋北新区で確認された。ある養豚場で飼育していた383頭のうち47頭が発症。そのすべてが1日までに死亡。中国動物衛生・流行病学センターで調べたところ、3日にウイルス感染が確認された。それ以後、累計の国内感染は162件を数えている。合計120万頭近くを処理した。
 ASFは1921年にケニアで初めて確認された。豚が感染すると40〜42度の熱を出し、発症1週間でほぼ100%死亡させる急性ウイルス。アフリカ在来のイボイノシシ、イノシシ、ダニの一種に不顕潜感染してきたアスファウイルスによる豚特有の病気である。


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