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  ニュース     2020/02/28 18:59

中国の太陽電池最大手が同業買収、ベトナム北部に生産拠点確保 無料記事

中国の太陽光発電用単結晶ウェーハ世界最大手、隆基緑能科技(601012/SZ)はこのほど、全額出資子会社の隆基楽葉光伏科技有限公司を通じ、寧波江北宜新能源科技有限公司の全株式を17億8000万人民元(約278億円)で買収すると発表した。寧波宜則はベトナム北部バクザン省に太陽電池で3000MW(300万KW)、太陽電池部材で7000MWの年産能力を擁しており、隆基は海外事業の拡張が狙いと説明している。26日付の中国・東方財富網などが報じた。
 隆基は従来より海外展開に積極的で、フル稼働時点で太陽電池の年産能力が1250MW規模に達する予定のマレーシア工場(サラワク州クチン)を最大の海外拠点としている。
 中国の太陽電池関連製品に対しては、米国による反ダンピング(AD)税と相殺関税措置の課徴が続けられており、隆基はベトナム生産拠点の確保について、「関税免除が受けられる上、労働力、電力などの生産コストも低く輸出に有利なため」と説明。さらに、ベトナムが東南アジアで太陽光発電装置の設置容量が首位に立っていることも好感要因として挙げた。


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