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  ニュース     2020/06/02 18:59

世界1Qウェアラブル端末出荷30%増、小米は6割拡大と好調 無料記事

 スマートウォッチやワイヤレスイヤホンなどウェアラブルデバイスの世界出荷数は、2020年第1四半期(1〜3月)に前年同期比29.7%増の7260万台に達した。増加率は前四半期の82.3%から鈍化したものの、2ケタ成長を維持している。メーカー別では、米アップル、中国の小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)がそれぞれ1位と2位をキープ。うち小米の出荷数は56.4%増の1010万台に伸びている。調査会社IDCが5月28日に発表した。
 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて「巣ごもり」する人が増える中、イヤホン型ウェアラブルデバイスの需要が高まった。首位のアップルに関しては、サプライチェーンの停滞などにより「Apple Watch」の出荷数は減少したものの、「Airpods」「Beats」の好調でカバーしたという。また小米は、海外での販売が順調に伸びる中、市場シェアが前年同期の11.6%から14.0%(↑3.4ポイント)に拡大している。
 3位以下は順に、韓国サムスン電子、華為技術(ファーウェイ)、米フィットビット。出荷数はサムスンが71.7%増の860万台、華為が62.2%増の810万台、フィットビットが26.1%減の220万台だった。
 小米はスマホを主力製品とするほか、スマートテレビ、ノートパソコン、AIスピーカー、スマートルーターなどのIoT・ライフスタイル製品を扱う。従来はオンライン販売を中心としていたが、近年は実店舗の設置に注力。オンライン、オフラインを融合させた「新小売」戦略を展開する。主力のスマホでは、世界と中国でともにシェア4位(19年、IDC調べ)。


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