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  ニュース     2020/01/14 18:59

中国:北京市は20年も「半導体産業」振興、通信ICや特殊ICを強化 無料記事

 北京市は今年も半導体産業の振興に注力する。2020年は半導体、5G、新エネルギー、コネクテッドカー、ブロックチェーンに関するコア技術の開発を強化。大学、科学研究機関・組織、ハイテク企業を中心に連携を深める計画だ。新技術の産業化も急ぐ。12日に開幕した北京市第10回人民代表大会・第3次会議で陳吉寧市長が「20年の政府工作報告」として語った。

 “中国IC設計発祥の地”とされる北京市は、集積回路やIC製造装置の開発を強化し、通信IC、特殊ICの生産能力を高める構想がある。過去5年で市政府はIC産業支援に30億人民元(約480億円)を投入した。北京亦荘国際投資発展有限公司、中関村発展集団股フン有限公司などの投資プラットフォームは300億人民元あまりを投融資。国家集成電路産業投資基金(大基金)やその他ファンドが支援したIC産業向け投資は1000億人民元を上回る規模だ。

 北京市の18年IC産業売上高は全国3位の968億9000万人民元。前年比で8.2%拡大した。内訳は、IC設計が2.3%増の657億2000万人民元、IC製造が44.2%増の118億2000万人民元、IC組立・検査が7.2%増の105億4000万人民元、製造設備・材料が20.3%増の88億1000万人民元となっている。


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