中国の保有する5G基地局は、足もとで総数が20万基を超えた。経済のデジタル化を推進する基礎インフラとして機能している。2020年末をめどに、中国では全国の地級市（省と県の間の行政単位）で5G通信網が形成される見込み。「5G＋」の概念を導入し、幅広い分野で活用が急ピッチに進むとみられている。17日の「2020年世界電信・情報社会日大会」で通信専門家が報告した内容として、経済日報などが伝えた。
　通信キャリア最大手の中国移動(チャイナ・モバイル：941/HK)はこの日、自社の5G基地局が14万基近くにまで拡大したと発表。5G契約の顧客数が5099万8000件に伸びたと報告し、5G分野でも世界最大手の座を独走していると強調した。年末には30万基地を超える見込みという。4月末時点の通信基地局は、中国移動の合計で462万基に膨らんだ（4G315万基、5G15万基近く）など。


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