ニュース 2021/04/28 19:00
中国:自動車輸出89%増、1〜3月で43万4725台
経済・統計
中国の自動車輸出が本格化している。今年第1四半期の海外輸出は、前年同期比89%増の43万4725台に達した。前四半期比でも19%伸びている。中国汽車工業協会がこのほど報告した。
中国の自動車輸出は月次ベースで8万〜10万台で推移している。2020年の輸出実績は、新型コロナウイルス流行の影響を受けて前年比13%減の106万台に低迷した。ただ、年末の12月は15%増の12万台を輸出するなど、回復傾向が顕著。21年は1月が14万5000台、2月が13万9000台、3月が15万台と高水準が定着している。
形態別の1〜3月輸出は、前年同期比で乗用車が90%増の32万9000台、トラックが113%増の7万6000台、バスが29%減の9000台など。小型トラックは120%増の5万1000台(トラック輸出全体の67%)を輸出した。
主な輸出先は、アジアが56%増の15万3000台(西アジア38%増の5万1000台、東南アジア74%増の4万9000台、南アジア40%増の4万2000台、中央アジア272%増の5000台)、南米が86%増の8万7000台(南部155%増の4万3000台、中西部55%増の2万9000台、北部12%増の4000台)、欧州が215%増の8万3000台(東欧345%増の3万5000台、西欧146%増の2万7000台、中欧159%増の6000台、北欧115%増の4000台)、アフリカが36%増の4万4000台(北部37%増の2万2000台、西部38%増の9000台、南部31%増の8000台、東部21%増の3000台、中部89%増の1000台)、北米が113%増の4万台(北部131%増の3万4000台、中米83%増の5000台、カリブ諸国13%増の2000台)など。国別では、チリが172%増の3万9813台、サウジアラビアが29%増の2万8600台、ロシアが415%増の2万4363台、オーストラリアが276%増の3万3776台、バングラディッシュが14%増の2万546台、エジプトが46%増の2万381台、マレーシアが349%増の1万6898台、英国が173%増の1万6534台、メキシコが110%増の1万6528台、ペルーが75%増の1万6443台を数えている。これら上位10カ国向け輸出は、中国車輸出全体の51%を占めた。
このうち新エネルギー自動車(NEV)の輸出は44%増の5万8000台に拡大している。主な輸出先は、アジアが7%減の2万6000台、欧州が144%増の2万3000台、北米が211%増の5000台など。西欧、北欧、中欧を中心にNEV需要が伸びている。
主要乗用車メーカーの3カ月輸出実績は、奇瑞が102%増の5万2554台、上汽乗用車が32%増の3万2550台、吉利が219%増の2万7417台、上汽通用(上汽GM)が27%増の2万5695台、長安が51%増の1万9050台、上汽通用五菱(上汽GM五菱)が227%増の1万9898台、長城が13%増の1万7534台、東風悦達起亜が61%減の1万134台、ボルボアジア太平洋が40%減の9402台など。
中国は自動車貿易も成長が目立つ。今年1〜3月にかけて自動車製品の輸出入が活発化した。前年同期と比較し、輸出が53.1%増の241億米ドル(約2兆6220億円)、輸入が35.0%増の227億4000万米ドルに達している。貿易額は468億4000万米ドルに拡大した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国の自動車輸出は月次ベースで8万〜10万台で推移している。2020年の輸出実績は、新型コロナウイルス流行の影響を受けて前年比13%減の106万台に低迷した。ただ、年末の12月は15%増の12万台を輸出するなど、回復傾向が顕著。21年は1月が14万5000台、2月が13万9000台、3月が15万台と高水準が定着している。
形態別の1〜3月輸出は、前年同期比で乗用車が90%増の32万9000台、トラックが113%増の7万6000台、バスが29%減の9000台など。小型トラックは120%増の5万1000台(トラック輸出全体の67%)を輸出した。
主な輸出先は、アジアが56%増の15万3000台(西アジア38%増の5万1000台、東南アジア74%増の4万9000台、南アジア40%増の4万2000台、中央アジア272%増の5000台)、南米が86%増の8万7000台(南部155%増の4万3000台、中西部55%増の2万9000台、北部12%増の4000台)、欧州が215%増の8万3000台(東欧345%増の3万5000台、西欧146%増の2万7000台、中欧159%増の6000台、北欧115%増の4000台)、アフリカが36%増の4万4000台(北部37%増の2万2000台、西部38%増の9000台、南部31%増の8000台、東部21%増の3000台、中部89%増の1000台)、北米が113%増の4万台(北部131%増の3万4000台、中米83%増の5000台、カリブ諸国13%増の2000台)など。国別では、チリが172%増の3万9813台、サウジアラビアが29%増の2万8600台、ロシアが415%増の2万4363台、オーストラリアが276%増の3万3776台、バングラディッシュが14%増の2万546台、エジプトが46%増の2万381台、マレーシアが349%増の1万6898台、英国が173%増の1万6534台、メキシコが110%増の1万6528台、ペルーが75%増の1万6443台を数えている。これら上位10カ国向け輸出は、中国車輸出全体の51%を占めた。
このうち新エネルギー自動車(NEV)の輸出は44%増の5万8000台に拡大している。主な輸出先は、アジアが7%減の2万6000台、欧州が144%増の2万3000台、北米が211%増の5000台など。西欧、北欧、中欧を中心にNEV需要が伸びている。
主要乗用車メーカーの3カ月輸出実績は、奇瑞が102%増の5万2554台、上汽乗用車が32%増の3万2550台、吉利が219%増の2万7417台、上汽通用(上汽GM)が27%増の2万5695台、長安が51%増の1万9050台、上汽通用五菱(上汽GM五菱)が227%増の1万9898台、長城が13%増の1万7534台、東風悦達起亜が61%減の1万134台、ボルボアジア太平洋が40%減の9402台など。
中国は自動車貿易も成長が目立つ。今年1〜3月にかけて自動車製品の輸出入が活発化した。前年同期と比較し、輸出が53.1%増の241億米ドル(約2兆6220億円)、輸入が35.0%増の227億4000万米ドルに達している。貿易額は468億4000万米ドルに拡大した。
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