中国インターネット情報センター（CNNIC）が9月29日に発表した最新統計によると、2020年6月末時点の国内インターネットユーザー（過去半年間でネットを使用した6歳以上のユーザー）は9億3984万人に達した。直近でデータが公表された20年3月末との比較で3625万人増加している。普及率（全人口に占める割合）は67.0％と、3月末の64.5％から2.53ポイント上昇。新型コロナウイルスの流行を契機に、ネット産業の発展潜在力が発揮されている。
　CNNICによると、中国のネットユーザー数は世界全体の5分の1を占める規模。普及率は世界平均を5ポイント上回った。都市部と農村部のネット格差も縮小傾向にあり、農村部での貧困支援においてネットインフラが重要なツールの一つとなっている。
　このほか、コロナ禍を受けてオンライン教育、オンライン医療、リモートワークの利用者が増加。利用者数はオンライン教育が3億8100万人（全ネットユーザー数の40.5％）、オンライン医療が2億7600万人（同29.4％）、リモートワークが1億9900万人に達した（同21.2％）。また、オンラインショッピングでは、ライブコマースの利用者が3億900万人に上り、3月比で4430万人（16.7％）増加している。


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