【亜州ビジネス編集部】輸入乗用車の販売が中国で伸びている。今年第1半期の末端販売台数は、前年同期比46.5％増の概算24万1000台に拡大した。車種別の増加率は、セダンが70.6％、多目的スポーツ車（SUV）が32.5％、ミニバン（MPV）が14.5％。輸入乗用車の末端販売に占める比率は、それぞれセダンが46.4％、SUVが50.1％、MPVが3.6％で推移している。業界団体の中国自動車流通協会がこのほど報告した。

　月次の輸入車販売動向では、コロナ影響で1万台に落ち込んだ2020年2月から一転し、今年2月は5万5000台に拡大している。3月も前年同期比35％増の8万8000台に達した。3月の車種別末端販売は、セダンが43.1％、SUVが28.6％、MPVが30.2％ずつ伸びている。

　主要ブランドの1〜3月輸入実績は、レクサスの6万558台、BMWの4万5576台、メルセデスの4万1562台、ポルシェの2万613台、アウディの2万47台、ジャガー・ランドローバー（JRL）の1万644台、MINIの8017台、トヨタの5869台、ボルボの5708台、フォルクスワーゲン（VW）の5378台など。販売の多いエリアは、広東省、浙江省、江蘇省などとなっている。


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