【亜州ビジネス編集部】中国の首都・北京市で、新型コロナウイルスワクチンの接種が急速に進展している。25日午後3時（現地時間）の時点で、ワクチン接種回数は累計3000万回を突破。1回目の接種を終えた人は1637万人となり、18歳以上の人口に占める比率は84.1％に達している。2回目の接種を終えた人は1367万人で、同接種率は70.2％。世界で最も接種が進んでいるイスラエル（24日時点の接種完了率59.15％）を上回る数字だ。地元メディアの北京日報が25日伝えた。
　また、60歳以上の高齢者では接種人数が221万人、うち90歳以上が3672人。最高齢の接種者は106歳だった。
　なお、国家衛生健康委員会の発表（24日付）によると、中国国内で接種されたコロナワクチンは累計5億1085万回まで増加。人口14億人で試算すると、接種率は約36％となる。同委の専門家チームトップを務める鍾南山氏はこれより先、今年6月末までに接種率40％を目指すとの目標を示している。


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