【亜州ビジネス編集部】広東省広州市が新エネルギー自動車（NEV）製品の管理を厳格化する。広州市発展改革委員会はこのほど、「NEV情報管理作業をさらに推進するための通知（試行）」を公布。正式導入を前提に、意見公募を開始した。自動車メーカー側の販売責任を重くする。
NEV製品の車両番号、登記資料、適合標準、不具合例、事故などの情報を証書に記載。NEVを購入する消費者などに対し、閲覧する権利を与える。
　自動車メーカーはNEVの安全性、製品一致制、販売、アフターサービス、動力電池回収などに責任を持たなければならない。特に充電インフラ、動力電池回収拠点などを整備するよう強調した。
　広州市の自動車保有は、急ピッチに拡大している。各年の保有台数は、15年の約224万台から20年の299万台に拡大した。広州市内のNEV販売は20年通年で5万3000台。今年1〜5月にかけたNEV販売は3万4000台を超えた。通年では8万台を突破する勢いとなっている。　
　一方、中国主要都市の20年NEV販売は、上海市の12万5300台、北京市の9万1000台、深セン市の7万5900台など。4位の広州市は、年間で5万3200台を数えた。今年1〜5月の広州市内NEV販売に関しては、上海市と深セン市に続く国内3位に浮上している。


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