中国の半導体産業は今年上半期に総額3539億人民元（約5兆5200億円）を売り上げた。伸びは第1四半期よりやや加速し、前年同期比16.1％増を達成している。中国半導体行業協会が先ごろ報告した。

　業種別では、集積回路（IC）設計が23.6％増の1490億6000万人民元、IC製造が17.8％増の966億人民元、封止・検査が5.9％増の1082億4000万人民元で推移している。

　中国のIC貿易は拡大基調を持続している。税関統計によると、今年1〜6月の輸入数量は前年同期比25.5％増の2422億7000万個、輸出数量は13.8％増の1125億6000万個に上った。金額ベースでは、輸入が12.2％増の1546億1000万米ドル（約16兆3900億円）、輸出が10.5％増の505億1000万米ドル。差し引き1041億米ドルの貿易赤字となっている。

　米国半導体工業会（SIA）によると、世界全体の半導体市場は、今年上半期に4.5％成長した。販売は総額2083億1800万米ドルに拡大している。


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