【亜州ビジネス編集部】上海市臨港新片区などでの生産設備や研究開発（R&D）センターの設置に向けて、半導体製造装置大手の中微半導体設備上海有限公司（AMEC）が合計約70億人民元（約1100億円）を投資する。DRAMエクスチェンジが10日報じた。

　うち31億7700万人民元は生産能力の拡大に充てる。臨港新片区で、半導体と半導体関連製品の生産・検査設備の生産能力拡大と、新製品の開発推進、生産ライン設置を行う計画。また、江西省南昌市の南昌国家高新技術産業開発区で成熟製品の大規模量産と一部製品の研究開発（R&D）、グレードアップを推進する。

　また、37億5600万人民元を同社の臨港本部とR&Dセンターの建設に充てる。イオンエッチング装置、薄膜堆積装置など有力製品の他、先端技術の開発に注力して半導体生産設備と部品の国産化を推進する。

　同社は9日、同2件の投資とハイテク準備資金の確保のための計100億人民元の第3者割当増資の実施が上海証券交易所に承認された。資金はA株発行を通じて集める。



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