ニュース 2021/05/19 18:59
中国:男性向け化粧品が人気、90後以降が美容消費けん引
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】男性向けの化粧品や美容関連グッズの消費が好調だ。ブームのけん引役は「90後(1990年代生まれ)」から「00後(2000年代生まれ)」の世代。スキンケアやカラーコスメ、アートメークや医療美容などの各分野で需要が旺盛だ。客単価が女性よりも高い有望商品もみられている。中国政府系メディアが18日付で伝えた。
統計によると、中国の男性化粧品市場は、過去4年で年率平均7.7%の速度で成長中。今後も6〜8%成長が見込まれている。2020年の市場規模は約167億人民元(約2832億円)に拡大した。23年には200億人民元を突破する見通しという。これまで女性向け市場とされてきたが、男性の外見に対する要求の高まりを受けて、新興の消費需要を取り込んできた。
市場調査会社の艾媒諮詢によると、20年11月の「双11」(独身の日)セールの男性化粧品消費は、輸入のカラーコスメの各社品揃えが前年同期比で3000%も増加した。00後世代のリキッドファンデーション購入は女性の2倍、アイライン購入は4倍に達している。
阿里巴巴(アリババ)傘下のネット通販サイトでも、男性利用者のショッピングカートにリップクリームや眉ブラシなどが登場し始めた。調査では95後世代でBBクリームを使用している比率が18.8%、リップクリームや口紅の利用が18.6%に上るほか、アイメイク用品も人気が高い。年代別ではファンデーション購入者の3人に1人は95後だ。
アリババ系の淘宝(タオバオ)では、肌色を簡易に整えるクリームが人気。購入者の約半数が95後と00後だった。同じくアリババ系の天猫(Tモール)では、今年に入り18万人以上が眉のアートメークを購入・利用している。年代別で85〜90後が半数を占め、95〜00後も急増した。
別の調査では、医療美容利用者のうち、20年の男性比率は30%にまで拡大している。美容消費の平均客単価は女性の2.75倍に達した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
統計によると、中国の男性化粧品市場は、過去4年で年率平均7.7%の速度で成長中。今後も6〜8%成長が見込まれている。2020年の市場規模は約167億人民元(約2832億円)に拡大した。23年には200億人民元を突破する見通しという。これまで女性向け市場とされてきたが、男性の外見に対する要求の高まりを受けて、新興の消費需要を取り込んできた。
市場調査会社の艾媒諮詢によると、20年11月の「双11」(独身の日)セールの男性化粧品消費は、輸入のカラーコスメの各社品揃えが前年同期比で3000%も増加した。00後世代のリキッドファンデーション購入は女性の2倍、アイライン購入は4倍に達している。
阿里巴巴(アリババ)傘下のネット通販サイトでも、男性利用者のショッピングカートにリップクリームや眉ブラシなどが登場し始めた。調査では95後世代でBBクリームを使用している比率が18.8%、リップクリームや口紅の利用が18.6%に上るほか、アイメイク用品も人気が高い。年代別ではファンデーション購入者の3人に1人は95後だ。
アリババ系の淘宝(タオバオ)では、肌色を簡易に整えるクリームが人気。購入者の約半数が95後と00後だった。同じくアリババ系の天猫(Tモール)では、今年に入り18万人以上が眉のアートメークを購入・利用している。年代別で85〜90後が半数を占め、95〜00後も急増した。
別の調査では、医療美容利用者のうち、20年の男性比率は30%にまで拡大している。美容消費の平均客単価は女性の2.75倍に達した。
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