新型コロナウイルス感染再拡大への警戒感が中国で広がっている。12月29日は零時から24時にかけて、全国で24人の新規感染が確認された。うち7人は国内感染者となっている。それぞれ遼寧省で5人、北京市で1人、黒竜江省で1人が報告された。

　境外来訪者の感染例17人は、上海市が7人、天津市が3人、内モンゴル自治区が2人、福建省が2人、浙江省が1人、山東省が1人、広東省が1人を数えている。

　29日24時時点の全国患者数は356人。うち6人が重症、または中症となっている。

　北京市政府は27日、「緊急事態」入りを宣言し、順義区など一部エリアで移動制限を強化すると宣言。年末年始や春節（旧正月）を控え、旅行や大規模イベントなどを制限するよう求めた。市民約80万人を対象にPCR検査を開始している。また、市政府は全公務員に対し、1月1日から2月12日の春節（旧正月）まで、北京市にとどまるよう要求。北京市疾病対策予防センターも市民に対し、この間、北京にとどまるよう呼び掛けた。


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