ニュース 2021/03/25 19:00
台湾で56年ぶり干ばつ、台中・苗栗で4月に給水制限
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】台湾の干ばつ中央災害対策センター責任者である王美花・経済部長は24日、台中市と苗栗県で水不足が深刻化しているため、4月6日から給水制限を実施すると発表した。地域と時間を区切っての給水や減圧給水を実施する。自由時報など複数の地元メディアが伝えた。
台湾では昨年、1964年以来となる「台風上陸ゼロ」を記録。今年に入り、約56年ぶりの大干ばつに見舞われている。昨年6月から今年2月まで、主要水源地の降水量は例年の4割にとどまる状況。特に新竹から嘉義にかけた中部エリアで記録的な少雨となっている。
報道によると、4月6日から台中市では市内を2区に分割。1区当たり1週間に2日、給水を停止する。残りの区では減圧給水を行う。苗栗県も竹南鎮などを2区に分け、1週間に各2日給水を停止する方針という。
一方、半導体ファウンドリ最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は「水不足が今年上半期の生産に影響しない」との見解を示した。同社は5月の梅雨と7〜8月の台風で水不足は解消に向かうとみている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
台湾では昨年、1964年以来となる「台風上陸ゼロ」を記録。今年に入り、約56年ぶりの大干ばつに見舞われている。昨年6月から今年2月まで、主要水源地の降水量は例年の4割にとどまる状況。特に新竹から嘉義にかけた中部エリアで記録的な少雨となっている。
報道によると、4月6日から台中市では市内を2区に分割。1区当たり1週間に2日、給水を停止する。残りの区では減圧給水を行う。苗栗県も竹南鎮などを2区に分け、1週間に各2日給水を停止する方針という。
一方、半導体ファウンドリ最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は「水不足が今年上半期の生産に影響しない」との見解を示した。同社は5月の梅雨と7〜8月の台風で水不足は解消に向かうとみている。
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