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  ニュース     2021/03/30 19:00

中国CO2排出は世界全体の2割超え、19年は98.26億トン 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国の温室効果ガス排出量は膨大だ。世界全体の温室効果ガス排出量は、2019年に概算591億トンにまで拡大している。うち75%(約443億2500万トン)は二酸化炭素(CO2)で占められた。CO2排出量の多い上位3エリアは、中国、米国、欧州の順。世界最多の中国は、一国だけで年間98億2600万トンを放出した。世界全体のCO2排出で20%を超えている。毎日経済新聞が26日付で伝えた。
 清華大学と農業科学院農業環境・可持続発展研究所が2020年に共同報告した内容によると、中国の分野別CO2排出は、全体に占める比率で発電が40.5%、工業が37.6%、建設・建築が10.0%、交通が9.9%、その他が2.0%など。生産活動時の電力消費を合算した排出比率では、工業が7割、建設・建築が2割、交通が1割となっている。
 また、世界全体のCO2排出でみると、業種別で上位3セクターはセメント、鉄鋼、化学工業の順。それぞれ17.2%、16.7%、12.1%を排出した。一方、中国の排出上位セクターと比率は、それぞれ鉄鋼の16.2%、セメントの15.7%、化学工業の7.0%で推移している。


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