ニュース 2021/01/13 19:59
中国:車ディーラー12月在庫係数、販売1.80カ月相当に悪化 
経済・統計
一部のカーディーラーが年間目標を繰り上げ達成するなか、メーカー側からの新車割り当てが増加したとみられている。メーカーの販売数引き上げ要請を受け、合資ブランド、中国自主ブランドで在庫増が目立った。
在庫係数は、高級車・輸入ブランドが1.39(前月比↓12.0%)に改善したものの、合資ブランドは1.91(↑14.4%)、自主ブランドは2.08(↑11.2%)に悪化している。
一方、21年1月の販売動向を楽観。各地で販売促進イベントが開催されるなか、昨年12月のように売れ行きが伸びるとの見方を示している。
在庫係数は、期末在庫量と当期販売量の倍率を表したもの。数値が大きければ大きいほど、ディーラーの在庫圧力が強まっていることを映す。国際的な指標に基づけば、在庫係数が0.8〜1.2の水準にあれば適正。1.5を上回ると警戒ゾーンに入る。さらに2.5を超えると、ディーラーの経営リスクが非常に高まっている状態にあるとされる。
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