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  ニュース     2020/10/20 19:59

中国:NEV車載電池搭載量は8月に5割増、今年初の高成長 無料記事

 中国化学・物理電源行業協会動力電池応用分会によると、8月の新エネルギー車(NEV)による車載電池搭載量は5.12ギガワット時(512万kWh)で、前年同月比約5割増と今年初の高成長を記録した。割合は乗用車が74.5%、バスが20.4%、商用車が5%だった。中国証券報が19日報じた。
 NEV車載電池の搭載実績がある企業67社のうち、今年1〜9月は11社が搭載を行わなかった。また、32社は搭載量が10メガワット時(1万kWh)に届いていない。一方、上位10社による搭載量シェアは91.7%に達し、前年同期の88.0%からさらに拡大した。有力メーカーへの集中が進んでいることがうかがえる。
 LG化学やパナソニックなど海外電池メーカーの同期シェアは15.0%と、昨年の0.4%から大幅な拡大を記録した。中国勢との競争が激化している。
 同協会の劉彦龍・秘書長は、中国企業は自社の強みを生かして、技術開発とサービスを強化すべきと訴えた。
 蔚来汽車(NIO/NYSE)はこのほど、安徽自由貿易試験区合肥片区経開区に中国本部を開設。合肥市建設集団傘下の合肥充電公司との提携で充電ステーションの展開を決め、第一段階の設置場所20カ所を選定したところだ。充電と電池交換の2方式対応で同分野での合肥のリード的地位を強化する。
 寧徳時代新能源科技(CATL:300750/SZ)と比亜迪(BYD:は、それぞれCTP電池と「刀片電池(ブレード・バッテリー)」に注力中。引き続き完成車の性能向上に努めている。


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