中国の通信機器メーカー最大手、華為技術（ファーウェイ）がロシアでの投資を拡大させている。報道によると、今月9日にはロシアの通信キャリアSberMobile、Tele2の2社と第5世代（5G）移動通信技術を巡る提携協議を締結した。また、20日付の最新報道によれば、ロシア貯蓄銀行傘下のVisionLabsとスマートシティ・プロジェクトで提携することにも合意。米国による制裁措置を受け、投資先をロシアへとシフトしている。

　ファーウェイの任正非CEO（最高経営責任者）はこれ以前に、「米国によるエンティティリスト掲載後、投資先を米国からロシアへ移行している」とコメント。「ロシアの開発グループを強化し、彼らの給与を引き上げた」と述べている。

　報道によると、ファーウェイは現在、モスクワとサンクトペテルブルクの2カ所に現地オフィスを設置。このほか、ニジニ・ノヴゴロド、ノヴォシビルスに研究開発センターを構えている。


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